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松尾寛子

私がこれまで経験した、仕事の中でのLGBTQ+についてお伝えしたいと思います。
今回の内容は大きな事件でもなく、そんな事で悩まなくても…と思われる程度の小さな事かもしれません。
しかし現在はLGBTQ+に理解のある方と、理解が難しい方が共存している時代で、法律や規則や常識ではどうすることもできない場面をこれまで見てきました。それは違う!と声を高らかに上げることも出来るかもしれませんが、私自身は声を上げるよりも毎日穏やかに、笑って過ごすことが出来るようになれば嬉しいと考え、スムーズに進めることが出来るように日々のお仕事を行ってきました。

松尾寛子

大阪府出身/会社員
臨床現場での経験を活かし、専門学校の教員として学生指導に従事し、これまでの経験を基に現在は高等教育に携わる方々のサポートを行う。20代の頃に1人のゲイと偶然出会ったことがきっかけとなり、性の多様性を身近に感じ、それまでの概念が大きく変化する。その後、結婚・出産を経験しつつ、LGBTQとの交流を継続し現在に至る。世間では一般的と言われるストレートという立場であること。また人権啓発としての「LGBTQとは」と掲げたこともない、ごくごく普通に生活する1人の人間。彼らとの交流を通して感じた幸せ、感性や価値観を皆様と共有することが出来たら幸いです。

松尾寛子さんの記事

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吹いている風がまったく同じでも、ある船は東へ行き、ある船は西へ行く。
進路を決めるのは風ではない、帆の向きである。
人生の航海でその行く末を決めるのは、なぎでもなければ、嵐でもない、心の持ち方である。

エラ・ウィーラー・ウィルコックス 1850 – 1919
エラ・ウィーラー・ウィルコックス 1850 – 1919