JGLTA

今からでも遅くない-スプレッドシートを使いこなしたい-

スプレッドシートを使いこなしたいのです

LGBTQに関する内容ではありませんが、気になることなどをみなさんと共有できたらいいなと思いコラムを書いてみます。 と言っても、私が伝えたいのはコラムというよりは技術のお話。

昨今の技術スピードは大変凄まじく、追いついていくのも大変。身の回りにある必要に迫られているツールで精一杯と感じています。小さい頃夢中になっていたゲームで言えば、触れたこともなかったコントローラーをものの数分で使いこなしていたと思います。良くなり続ける性能が自身のキャパを越え始めたのはいつの日だったでしょう。先日マリカーで車酔いしました。

ゲームだけでなく、ビジネスツールでも新たな機能の追加されたり、似たツールがリリースされて「こちらを使ってください」と言われた日にゃもう大変。知恵熱出ます。
そんな中、私自身が最近大きく入れ替わったツールを代表するのが表計算ソフト。そう、エクセルとスプレッドシートの共存です。

同じだけど同じじゃない

エクセルとスプレッドシート（若い子たちは「スプシ」と略すみたい…）の大きな差は

1. 他者の共有がとにかく楽
2. 他ツール、他のスプレッドシートとの連携が楽
3. バックアップと変更履歴で管理が楽
4. 無料で使えるってラッキー

辺りでしょうか。
上記は特筆できるスプレッドシートの良いところを抜粋してみました。

最近、まいくろそふともむりょうでつかえるおふぃすおんらいんごにょごにょを発表したそうですが、私はまだ利用していません。WEBやgoogleサービスとのシームレスな連携も手伝い、スプレッドシートの利便性にすっかりと慣れてしまいました。囲い込みと慣れにハマるともう抜け出せませんね。

エクセルには便利な関数も多数存在しています。あったらいいな機能も盛り沢山です。ひと昔前にMOUSE検定なるものがありまして、私も取得した覚えがあります。時にオフィスではPCは一人１台の時代に入り、ビジネスシーンではオフィスツールは使いこなせなきゃダメ風潮の手伝いもあり、必死こいて勉強したものです。関数に慣れ、数学の楽しさを思い出させてくれたのはエクセルのおかげです。ありがとう、エクセル。

上記に挙げた、スプレッドシートの４つの良いところも、エクセルも既にクリアしていることでしょう。知らんけど。
今回は、エクセルの悪い部分を挙げるのではなく、スプレッドシートでしか（まだ）使えない（であろう）関数のうち、特に私が利用している関数を３つ紹介したいと思います。エクセルもスプレッドシートもどちらも使えたらいいですものね。

GoogleTranslate関数

=GOOGLETRANSLATE(A1,”auto”,”en”)
参照セルに入力してある言葉を、google翻訳にて変換してくれる関数です。サイトと連動させればかなり強い味方になります。
使用してみて感じたことは、翻訳精度が向上してきているとは言え、文法などしっかり意識して書き込まないと大変お粗末な結果になってしまいます。口語は使わないようにしましょう。せっかくの機能が台無しになってします。ただでさえ日本語が覚束ない私には脅威の時間となっています。ヨーロッパ圏への翻訳は英語からの方が無難かも知れません。

ArrayFormula関数

=ARRAYFORMULA(A1:A+B1:B)
連続して計算式を入れなければならなかった関数達。フィルハンドルで一気に下げていた関数コピーはもう必要ないのです。もちろん関数ネストに対応しています。
途中の計算式間違いを見つけ辛いよー。誰かが関数を消しちゃったよー。相対参照や絶対参照の設定違いでずれるよー。などヒューマンエラー防止に役立ちます。
いくつかの関数（COUNTIFSなど）使えない場合もあります。その時は他の関数を利用して回避することでさらなる関数理解にも繋がることでしょう。笑
スプレッドシートのファイル容量の削減にも繋がりますのでサクサク表示されるのも大変魅力です。

Filter関数

=FILTER(A1:C,B1:B=”A”,C1:C>1)
参照範囲にフィルタ処理を行い、指定した条件を満たす値を返してくれます。
FILTER関数を使うメリットは、元データを変更しないフィルタリングであるので、データ破損はしません。フィルタはエクセルにもスプレッドシートにも標準搭載している機能があるのですが、他ユーザに任意でフィルタリングをさせたくない場合などに使用しています。
次回教えたいImportrange関数などの組み合わせでよく使っています。
デメリットは関数の性質上、AND検索のみ条件だけしか使えないのがちょっとね。OR検索したい場合はこれまた次回で紹介したいQuery関数で使い倒しましょう。

習うより慣れましょ

エクセルやスプレッドシートの表計算ツールだけを見ても、本当に多くのツールが存在していますよね。思い出すとジャストシステムの三四郎や、ロータスの1-2-3とかありました。
各企業や個人が「あったらいいな」「これができたらと開発されてきたツールたち。長く愛されるための秘訣がどこにあるのかを探してみるのも楽しいかも知れません。また、これからリリースされる新しいツールにも積極的に手に触れてみるのも必要なことかも知れませんね。

技術的に教えてもらう内容は覚えられない経験はありませんか？助手席に乗っていても道を覚えられくても運転していると覚えるのと同じく、まずは自身で手に触れて覚えるもの必要です。習うより慣れてしまいましょう。

さいごに

技術を得るって楽しい！