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女ふたりで生きていく!ーやっぱり同棲は最高編ー

初めまして。ITベンチャーで営業をやっている、たかさきあやな(現在32歳)です。
今回ご縁があって、こちらで何回かコラムを書かせていただくことになりました。
まだコラムが何かもわかっていないですが、わたしと彼女が生活する中で起こった出来事を皆さんにシェアしたいと思います。ちょっとばかしお付き合いください。

たかさきあやな

ITベンチャーで営業をやっている、32歳。

同棲生活というと、わたしはいろんなところでけっこうずっとやってきた。

大学生活も友人と3年間ルームシェアをしたし(同棲みたいなもの)、東京に出てからも何回か付き合っている人と同棲をした。
そういう意味でわたしは同棲に慣れているし、わたしは誰かと暮らしているほうが精神が安定する。
それでもやっぱりうまくいく人とうまくいかない人がいて。

今回はすごくうまくいってる彼女との同棲生活をシェアできればと思います。

同棲を考えるようになったキッカケ

わたしたちはもともと電車で1時間くらい離れたところでそれぞれ一人暮らしをしていた。
彼女と仕事の休みが月に1日くらいしか被らない生活だったので、会おうにも時間が合わない。

ということでわたしは合鍵を渡した。

わたしには犬がいることもあって彼女の家に泊まることができなかったので、いつも彼女がお休みのときにわたしの家に遊びに来て泊まっていくということを繰り返していた。
わたしはすぐにでも同棲したいと思っていたけど、どちらかの家に転がり込めるほどどちらの家も2人で暮らすには広くなく、同棲するためには引っ越しが必要という話になった。
2人とも趣味のものがけっこうあってスペースが必要になるので広い家が必要だった。
2LDKの家に住む場合ローンの毎月の返済と東京の高い家賃を考えると、どうせならもう買ってしまったほうがいいのではとなって家探しが始まった。(家探しはまた別の回で詳細を書こうと思っている)
なかなか家が決まらなくて、そうこうしているうちに彼女の家の更新の時期が来た。
彼女はもともと更新するつもりでいたけど、「わたしがウチに来たら」と言ったら案外あっさり来てくれることになって同棲が始まった。(彼女がウチに引っ越してきたときの絶望の写真をトップ画にした。一人暮らし2人がワンルームに集結するとこうなる。)

同棲の始め方

ウチに来たらいいと思った理由は単純で、どうせ引っ越すなら、短期間でも1つの家賃を浮かせてそれ分貯金したら広い家への引っ越し資金になると思ったのと、そんなことを表の理由にしながら一刻も早くわたしが同棲したかったからだった。(作戦はうまくいったと思っている。)

同棲を始める前に儀式的に、手書きの誓約書を交わした。
毎月のお金のこと、生活する上でのルールを話ながら書いて、2人でサインをした。
お金はまずはこれまで一人暮らしで払っていた家賃をベースに考えて、浮いた分を貯金に回した。
あとは毎月の光熱費を折半したり、食費と日用品はそれぞれ一定額出して1つの財布に入れてそこから使うようにした。(足りなくなったらまた同じ額を一緒に入れるスタイル)
お金を使ったらレシートを入れる。2人共通のものか迷ったときは、ちゃんと聞いて2人で話し合うようにした。
どちらかが多く出すというところもあると聞くけど、わたしたちには、いやわたしにはそのスタイルはあまり合っていない。
誰かによりかからないと生きていけない2人ではなくて、1人で生きていけるけど2人で暮らすんだというバランスを崩したくはない。
その他の生活のルールは大したことはなくて、ただこれから先もめたときのことを念頭に置いて、けんかしたときのルールとかを決めた。
もう細かいことは覚えていないけど(うまくいっているので)、同棲開始前にちゃんとルールを決めてサインしておくことは大事だと思っている。
何かあったときに立ち返れるし、わたしはこの儀式でちゃんと2人で暮らしていくんだと背筋が伸びるような気持ちになった。

そしてなにより、彼女がわたしを、わたしが彼女を大事にしたいんだということがわかった。

実はこれまでお互い同棲で嫌な目にあったことがあって、どれだけ大切で大好きな人でも同棲して一歩間違えると最悪になることを知っていた。
大好きから最低に落ちたときの辛さと言ったら半端ない。
そしてそれでもある程度一緒の空間で過ごす必要がある。
そのえぐさと言ったら尋常じゃない。
だからこそ暮らす前にきちんと考えを確認して暮らす必要があった。

補い合いながら一緒に盛り上がる日々

いざ同棲を始めてびっくりしたのは、本当にけんかにならないこと。
基本的には彼女の性格のおかげなんだけど、得意なことと不得意なことが真逆なのがよかった。

例えば料理だと、わたしは切るのが最高に嫌いなのに対して、彼女はみじん切りが好き。
でも彼女は味付けが好きじゃなくて、わたしは味付けこそ料理の醍醐味と思っていたりする。

あとは、わたしは朝起きて行動するのが得意で、彼女は完全に夜型。
彼女は家で夜遅くまでテレビを見たり、飲んだりするのが得意だった。かわりにわたしは朝イチのゴミ捨てをする。(でもお互いたまにさぼったり、助けたりする)

そんな感じでスキルを補える関係がとても心地良い。
個人的には夜めんどくさくてお風呂に入りたくないという愚痴を散々聞いてくれて、あがったあとにはほめてくれるのが本当に助かっている。
彼女はわたしを褒める天才だ。(ちなみに彼女はどんな時間にどんな状態で帰ってきても絶対にお風呂に入れるという特技がある。あれ、普通なのか?)

でも逆なことばかりでもなくて、わたしたちの共通点としてテレビの好きなものが似ているというところがある。

まず年末は絶対に紅白。
わたしは生まれてからこの歳まで、年末に紅白を見なかったことがない。
誰かと初詣に行くこともなく、紅白を見て年末を過ごしてきた。
そしてそれは彼女も一緒だった。
だから、今年は誰が出るか予想が夏くらいから始まって、当日まで紅白で盛り上がれる。
実はこれ、私はこの歳まで誰ともできたことがなくて彼女が紅白派だとわかったときはとっても嬉しかった。

そして今年といえばオリンピック。
いつも別にスポーツを応援しているわけでもないけど、オリンピックはミーハー根性で日本の選手を応援して感動して泣いたりするところも一緒だった。
こんなご時世だから大声では言えないけど、きちんと公式応援Tシャツを買って、彼女は手旗国旗まで買ってきて応援していた。
いろんな競技を同時にやるときにチャンネルを切り替えまくるのも、最悪テレビとタブレットと2つ使って見続ける感じも、そして見たい競技もその優先順位も完全に同じだった。
これは本当に奇跡だと思った。

彼女と暮らして思うのは、ひとりで全部がんばらなくていいんだということ。
そして誰かと一緒に盛り上がれる人生はとても楽しいということ。
わたしたちには大切に育てている犬もいて、毎日家の中で犬も含めて今日のMVPを決めるようにしている。
今日はご飯作ったからとか、お留守番できたからとか、一所懸命仕事したからとか、お互いがお互いを褒め合って毎日を生き抜くようにしている。
たくさん愛に溢れる毎日は想像していたよりもとても居心地のいいものだった。

この毎日を守るためにも、相手の気持ちを尊重して甘えすぎずにがんばっていきたいと思う。

自立と支え合いのバランス

同棲すると、どちらか一方に負担がのしかかって疲れてしまうパターンもあったけど、今は本当に心地よく暮らしている。
彼女には感謝しかない。
依存し合う関係はあまり好きではないので、お互い自立していてそれでも支え合って補い合って生きていくのがちょうどいい。
こんな日々を色で表すなら淡いピンクとかオレンジで、流れる音楽は大橋トリオあたりだ。

今月の彼女の萌ポイント

たまにぽかーんと口があいてしまっている彼女。かわいい。

女ふたりで生きていく!ーやっぱり同棲は最高編ー

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何かをやって時間を損するということは絶対にない。
貧乏旅をすれば、大学を二つ出たようなものだ。

永倉万治 1948 – 2000
永倉万治 1948 – 2000